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ただで話を聞くにしても「礼儀」は必要。

最近、某建築家募集サイトにて 地元だったので、募集に応じたところ、非常に問題だと感じたので、その応募を下りました。


さて、問題点ですが 以下の通り

①他社との比較で、常に「施工費用がどのくらいでできるか?安くできるか?」を聞いてくること。

②大きな吹き抜け 大変大きな吹き抜け窓をプランに組み込みたい要望がありながら、耐震等級3 及び 省エネはHEAT G2 レベル。

③上記②にあわせ、予算 つまりかけられる費用があれば方法もあるが、非常にローコストを望んでいる事

④他設計事務所にかかせた いわゆる「おためしプラン図」をそのまま転送し、「構造上 どうなのか?耐震3等級とれるのか」を聞いてくること。


上記 実現可能性がないと判断しました。


施主様も建築の事を知らないので、分からないから教えてあげる必要もあるのですが、他社の書いたプランに構造どうこうを意見を求められ、ただ仕事するのも 当方プロとしてどうかというのもありますし、ただで専門家から意見を求める いわゆる「姿勢」も悪いなあと思い、下りた次第。


施主個人で言えば、「なんか欲張りだなあ」という印象でした。

でも、それは理解してもらえれば と思うのですが、ともかくも、施主様には、「他社のプランに構造上のコメントをするのは基本 お仕事としての依頼が必要です」ということで、その場は その一回のみ 構造上の問題点を指摘し、それ以降は そのプランを描いた設計事務所さんかお施主様からの「依頼」が必要と回答しました。


前置きが長かったのですが、そんなやり取りの中、「どういう構造が安いんですか?」との問いに、鉄骨でしょうか 木造でしょうか? と聞かれました。

正直、その施主様が求めている「大きな吹き抜け」「大きな吹き抜けの開口(1・2階連続)」をするには、構造上は鉄骨でないと実現できないが 費用は明らかに 木造じゃないと合わない という回答をしました。

そもそも論ですが、基本鉄骨造の方が木造よりも高いに決まってます。
構造上も重い建物ですので構造躯体の費用は高いですし、鋼材も世界経済で見ても費用は高いし、まして、省エネを考えると 鉄骨造の場合、住宅の場合は木造よりも不利と考えるべきです。
「考えます」というお施主様のメールでのお返事でしたが、「これは駄目だな」という印象のお施主様でした。


もっとも、流石に 専門家から情報を仕入れるのに、一度も名を名乗らず、仮名で通してきたことも下りた理由でもありました。礼儀がないなあと感じたからです。


良い家を作ってあげたいなあと 思いますが、もう少し 礼儀もあるべきと思いますね。

ともかくも 今年の初めのころの話でした。


皆さま、仕事を出すからと言って、礼儀は必要です。


内呂建築設計事務所

千葉県柏市花野井217-14

04-7128-6350


耐震3等級 省エネ に配慮した 良い住宅を作りましょう!


対象エリア 茨城県南 千葉県北西部 東京都東部

※構造設計のみ



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通り芯の振り方に見る 建築家の特徴 [建築]

当方は、低層の木造建物の構造設計を頂いている関係で、様々な設計事務所の通り芯の「振り方」を目にしています。


通り芯 とは、いわゆる、図面を見やすくする為の 印 であり、基準です。

その基準から いくつか離れたところから 寸法は決まります。


一般的な事を言えば、グリッド というものがあり、3尺 910や900 又は909というものが利用されてます。

このグリッドを使用しているが、ハウスメーカー(ポラスとかそのくらいの木造メーカーでも) 工務店、あと、設計事務所でもあります。このグリッドは プランから使用しているケースが多く、方眼紙からプランしていると直ぐに分かります。しかし、このグリッドによる通り芯が最も簡単で やりやすく、寸法が振っていなくても 予想できる便利な寸法です。

グリッドについては、日本だと尺寸ですが、アメリカだとfeet inc があり、現場では当たり前の寸法です。実は、建材もこの規格で作られており、この寸法で作ることが 経済的と言えます。無駄が少なく 安く建てたいのであれば、この寸法の振り方がお勧めです。


次に多いのが、主要な壁と通り芯としている いわゆる RC造 鉄骨造 でもおなじみの芯振りです。

この降り方を使用している方は 普段は 木造以外が多いと思われます。なので、設計事務所がこれですね。

この寸法割は、確かにグリッドからすればイレギュラー寸法ですが、基準線からすれば という発想からすれば、建てるのには困らないです。確かに 建材に無駄が出てしまいますが、設計上は困りません。

ただ、主要な壁なので、通り芯の間が飛んでいるので、電話で相手に説明する等といった事の場合 説明しにくいといったデメリットもあります。構造設計者としては、主要通り芯以外に いくつも通り芯を追加しなければならないので、結構 面倒だったりします。


上記 2つをミックスしているところだったり、事務所特有のやり方で 上記に振り方を追加しているところもあります。

通り芯の振り方は事務所の方針でもあるし、性格が出ているなあと思ったりします。

実は 通り芯なしでの依頼も多いです。ない場合はこちらで振りますが、無い事務所の場合、きっとないことが習慣だと思われます。自由な事務所さんなのでしょうかね。


自分の場合ですが、最初のグリッド使用が多いです。

グリッドでプランもしますし。

グリッドしないと、いわゆる幅 例えば 廊下の幅とか トイレの幅を間違ってしまうことがあるんです。

プランの仕方は設計事務所/建築家 の設計の仕方でもあります。


建築家さんに依頼するとき、そんな視点で 打ち合わせする用紙や建築家の手元を見てはいかがでしょうか??


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家を建築されたい方やお悩みの方でしたら、当事務所へお気軽にご相談下さい。
 
お話して決めても決して時間の無駄ではありませんし・・・・・・
 
内呂建築設計事務所
 
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土浦市、つくば市、守谷市、取手市、牛久市、
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省エネの義務化は必要ないのか? [住宅]

住宅省エネの義務化が、2020年に行われると聞いていたのに、結局 見送りのようだ。

この件は、いわゆる構造の4号特例と似ていて、見送りの理由は 大きく言えば、設計者 及び 施工者 が「する必要性がない」と思っているから そして、現行で、実現しているのが4割程度となっているからだそうだ。

でも、実態は、設計者 施工者が できないから 面倒くさいから 施工費用が上がるから であり、

逆に、消費者は、住宅選びで建物の性能と省エネは重視すると言っている統計データもある。

要するに、ニーズじゃなく ただの作り手側の一方的な都合なわけだ。


しかし、本当に先送りしてよいのだろうか?
この制度、もともとは CO2削減という 国際的な枠組みからスタートし、日本の家のエネルギー損失が大きいということもあり、制度化への道を進んでいたはず。現在、住宅以外は、省エネ適合判定が始まり、既に運用されている。
住宅の方が 無論 事務所よりも多いので、CO2削減という観点から見れば やってもいいはずだ。

設計者の習熟度 施工者の費用増加 と 手前勝手だが、施主から言わせれば、性能の良いものは 通常のものよりも価格は高い とは思っているので、単純に費用は増額となっても仕方ないともいえるはず。

当方も設計者だが、手間が増えても設計料は増えないと思っているのは 依頼者と交渉できないだけだと思っている。交渉でいない=仕事の中身がよくわかっていない ということでもあり、あまりにも杜撰な内容であると言える。


省エネの義務化は、過去の家は仕方ないにしても、良質でストックとなる家を残すことに繋がり、しいては、中古の建物が ストックになり それが国家の資産となるわけで、今 それをしないと、未来に 今まで通りの家しか残せないことを意味している。


構造においても同様の事が言えるのだが、すべては 建築士と施工者のエゴではどうしようもない・・・

因みに 当事務所では、自社での構造設計を行い、かつ 省エネについても同様だ。

構造設計は他の同業者からも仕事は頂いているので、いわゆる自社で設計と言っても 年間数件しか設計しないであろう意匠設計者が行う構造設計ともわけが違うし、 また、それよりも簡単な省エネ計算は なんてことないといのだ。省エネ設計は計算書とか書類じゃなく 現場の話かなあと思うほど。もっとも 構造の場合は 設計も現場も重要なのだが・・・・

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